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惑星  中国/日本

惑星  中国/日本 [2022年06月20日]

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中国では古くからの自然哲学として五行思想・五行説がある。これは木、火、土、金。水の5つの元素があり、万物はすべてこの5つの元素から成り立っているという思想である。

それぞれの意味は

木 葉や花が茂っている立木 植物の成長を表す 色は青(緑)

火 光り輝く炎 色は赤(紅)

土 植物の芽が地中から発芽する様子がもととなっている 万物を育成、成長させる。       色は黄色

金 地中に光り輝く金属 冷徹、堅固、確実な性格   色は白

水 泉から水が湧き出し、流れ出す様子 色は黒

 

そしてこの5つの元素が惑星に割り振られた。

 五行説

 

 

水星 早い水の流れと動きの速さの関連で一番内側の惑星が水星となった。Mercury(俊足の神)と似た理由である。

金星 明星として光り輝く星ということで金となった。

火星 赤い惑星といわれる、赤は火である。

木星 理由はよくわからない 五行説の一つを割り当てたのであろう

土星 これもわからないが西洋のSaturn(農耕の神)からの引用かもしれない。

天王星、海王星は近代になり発見された惑星なので英語の名称、Uranus(天空神)とNeptune(海の神)を中国語に訳したものである。

 

この中国の惑星の名称は古くから言われていたようで、一般にもよく知られているようである。例えば、ブランズウィック社が太湖に中国で造った初めてのマリーナはMercury  Marinaであるが、現地では水星マリーナと呼ばれている。

水星マリーナ 中国・太湖

 

中国の惑星の名称は日本と全く一緒である。これは五行説が日本に伝わったと同様惑星の名称も中国名がそのまま輸入されたと考えられる。


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