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アメリカンフットボール

アメリカンフットボール [2022年02月02日]

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アメリカンフットボールの話は誠に唐突ですが、スーパーボウル・2月13日:日本時間2月14日が近づいたので。。。

今シーズンはロスアンジェルス・ラムズとシンシナティ・ベンガルズの対戦、ラムズは3期ぶりだがベンガルズは33年ぶりという珍しい対戦である。ベンガルズはオハイオ州シンシナティのチーム、シンシナティの動物園にいたベンガル虎がチーム名の由来である。一方、ラムズは1936年にクリーブランドで生まれたチームで、地域の古いチーム名RAMS・羊を継承した。その後フランチャイズをロスアンジェルス、セントルイスと転々とした後、2016年にふたたびロスアンジェルスに戻ってきた。

ロスアンジェルス ラムズ     VS   シンシナティ ベンガルズ

 

アメリカンフットボールのチームにはいろいろな名前がある。その中のいくつかを拾ってみると、まずは「マイアミ・ドルフィンズ」がよく知られている。ドルフィンはご存じのとおりイルカであるが、フロリダではシイラもドルフィンと呼ばれている、ハワイではマヒマヒで、このフライはなかなかおいしい。でもマークを見るとフロリダでよく見かけるイルカがチーム名になった。

強豪チームの「ニューイングランド・ペイトリオッツ」のPatriotsは愛国者という意味だそうだ。

テキサス州の「ダラス・カウボーイズ」、イリノイ州の「シカゴ・ベアーズ」、ルイジアナ州の「ニューオーリンズ・セインツ」などはわかりやすい。

 

ウィスコンシン州のグリーンベイを本拠地にする「パッカーズ・Packers」は古いチームであるがチーム名の由来が分かりにくい。グリーンベイはミシガン湖の西岸、中ほどにある港で、セントローレンス河、五大湖をさかのぼって数千トンの貨物船がくる、そこで梱包の会社も忙しい。「グリーンベイ・パッカーズ」は市民が運営する唯一のチームで、人口わずか10万人の街のチームという希少価値がある。でも創立時にユニフォームなどの支援を受けた「インディアンパッキングカンパニー」の恩を忘れずに「Packers」をチーム名とした義理堅いチームでもある。

 

ワシントン州のシアトルに「Seahawks」がある。Seahawkは海の街シアトルにふさわしい。このチームの使うクウェストフィールド(現在はルーメンフィールドに名前が代わっている)はイチローが活躍したマリナーズの野球場と隣接しているが、高い観客席の下が広い室内展示場になっていて、シアトルボートショーが12月ごろ開催される。でも、シーホークスの成績が良い年は地区決勝やプレ-オフがあるのでなかなかスケジュールが決まらない。

クウェストフィールド 観客席の下が屋内展示場

 

サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ・49ersのチーム名もユニークである。1848年にアメリカン川で砂金が発見されると、翌年の1849年に多くの人達が陸路、海路で金を掘りにやってきた。それまではわずか1000名の人口が一挙に10万人になったとのことである。この1849年に来た人たちのことを49ersフォーティーナイナーズと呼んでいる。それがチーム名になったわけである。

砂金掘りの人々 49ers

 

 

 

 

 

 


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