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銀海マリーナ

銀海マリーナ [2021年03月15日]

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中国、青島にある銀海マリーナは、正式名称を「青島銀海国際遊艇倶楽部」と言い、2004年7月に設立された。中国本土での最初のマリーナは米国ブランズウィック社が2000年代初頭に太湖に作った水星(マーキュリー)マリーナであるが、この銀海マリーナが2番目となる。海岸に作られたマリーナとしては一番早くできたと言える。北京オリンピックの時はトレーニング基地として使われ、オリンピックのセーリング競技開催時は青島ヨットハーバーのサポートマリーナの役目を担った。

純粋な民間施設で、青島で有力な銀海集団が建設、運営している。青島オリンピックヨットハーバーは単なる艇置き場であるが、銀海マリーナは362隻の係留保管施設だけではなく、整備場、整備のための上架クレーン、ボートディーラーの事務所、展示場、さらにクラブハウスや2つのレストランも備えたた多分中国では最初の本格的マリーナである。

ポンツーに係留するマリーナ 362隻のバース有り

 整備用ガントリークレーン

 

ここには中国の潮位の基準点「中華人民共和国水準零点」が置かれている。青島には大きな川の流れが無く川水で潮位が変わることが無い、又南北の中間あたりに位置することもここが選ばれた理由に一つであろう。

 中華人民共和国 水準零点

 

またマリーナ外側の岸壁上に世界の航海者の像が立っている。コロンブス、マジェランなどであるがその先頭に立つのが中国の大航海者鄭和である(鄭和についてはまたの機会に紹介しよう)。そしゅてさらにその先の一段高いところに媽祖の像が立っており、ハーバー内のボートを見下ろして航海安全を念じてくれているようである。

点前が「鄭和」 奥が「媽祖」像


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